9/12の、IAのCSSNiteにいってきましたのでまとめと感想などを。
1.「情報アーキテクチャの全体像」長谷川敦士さん
→スライド最初にIAの全体像についてのレクチャー。
シロクマ本にもある、ユーザー・コンテンツ・コンテキストから、UX方針を導き、サイトストラクチャとナビゲーション、ラベリングに落とし込んでゆく。
ユーザーの動き・タスク・ゴールと、ビジネス的にもっていきたいゴールとが最終的に導線設計やページ内IAに落ちてくると思うんですが、「コンテンツモデル」というダイアグラム(p68)はそれを端的にまとめていて非常に使えるんじゃないかと思った。
あとはタスクフローやシーケンス図で表現されるユーザーの動きを、サイトの全体を見た時にどう取り込んでサイトストラクチャと結合してゆくか、というのが個人的な課題かな。コンテンツにおとしちゃうと、想定してる動きがみえにくくなっちゃうのが難点だと思うのです。
それからやっぱり、ユーザーやコンテンツ要件を決める前提部分はちょー重要だということ。
当たり前なのですが、そこずれるとクリエイティブがすごくてもあさっての方向に話しているようなものなので。
とはいえ、HCDでも思うんですけど、実務的にユーザー調査ってすごい敷居が高い。
いままでの商業案件でそんなことができる仕事って一度もお目にかかったことが無い。
もう結構、IAの提唱するフレームワークは浸透してきているし、業務の一部や全体(あるいはかいつまんだ形で)行われているのだから、そのへんの「スケジュールや予算で失われるもの」にどう対応していくのか、というのを共有していくのが重要なんじゃないかと思った。
とはいえ、テストって全然出来ないわけじゃなくて、ラベル定義(p64)で述べられているように、グローバルのラベル候補をいくつかならべてみて、妥当性をその場でチェックするみたいなライトなやつはすぐにでもできるんじゃないかなー。
UXのコンセプト定義のところは、非常にあいまいなところだったので収穫があった。
特にwebサービスの立ち上げとかだと、Flickrのコンセプトダイアグラムのようなものがとても有効だなー。やればよかった。
通常案件だとここは、ストーリー的なものがコンセプトになると思うのだけど、たぶん実務では「クリエイティブ実装」に寄ったかんじのいわゆるコンセプトワークになっていると思う。ここのところで抜け落ちている、設計のほうや、開発のほうの指針にもなるかんじの共有が重要。シナリオ/ゴールが、ユースケースやフロー・ストラクチャにおちていくイメージかな。
それから「エンタープライズIA」という概念は初めて知りました。
コーポレート、コンシューマー、ブランド、ECといった企業が持っているサイトを全体としてどうやって構成していくのか。
コンセントさんの例では、カネボウで
- コーポレートとコンシューマーの完全分離
- コンシューマーサイトをハブとして、ブランドサイトのレギュレーションを独立して訴求
旧来だとなんとなくグローバルのはじっこに会社情報とかがあったりしたけど、全体の企業戦略上、どう特化させるのかみたいな話。ここでもやっぱり、全体の方針、上流が大切なんだよなあ、って思う。そこにリーチできないと、デザインもへったくれもあったもんじゃない。
そこに手が出せないのがいつもとてもはがゆいです。
CSS Nite LP, Disk 7「IAスペシャル」が終了しました…
2009年9月12日、ベルサール神田にてCSS Nite LP, Disk 7……